■『「国語」という思想  近代日本の言語認識』イ・ヨンスク

著者名=イ・ヨンスク
出版社=岩波書店(岩波現代文庫)
ISBN-13: 978-4006002633
価格=1540円+税
「国語」は概念として,いつ,どのように形成されたのか。明治期日本の国家統合の要として創出されたのが「国語」であるならば,それをめぐっていかなる言語認識が展開されていたのか。本書は「国語」とそれをめぐるイデオロギーのせめぎ合いの軌跡を上田万年,保科孝一らの言語思想を軸に克明に跡づけつつ「国語の思想」の内実に迫る画期的な言語思想史。

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