■大養協シンポジウム『日本語教員養成課程における新たな就活・キャリア形成とは』10月13日(土)

大養協(大学日本語教員養成課程研究協議会)秋季大会シンポジウム

日本語教員養成課程における新たな就活・キャリア形成とは
‐日本語教育機関から一般企業まで‐

 労働力人口が急減する中、日本政府は本格的に外国人労働者の受け入れを決定し、それに伴い、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」などで彼らに対する日本語教育の重要性を打ち出しました。また、超党派による「日本語教育推進議員連盟」が「日本語教育推進基本法(仮称)」を秋の国会で制定を目指しています。このような状況から現在、国内の日本語教育界は注目されているといえます。
 しかし、日本語教師の待遇は悪く生業として難しいと見られていますが、その実態は不明です。また、現在は就職率が高く、就活生にとって有利な売り手市場が続いており、学生の日本語教師志望者は減少傾向です。そして、大学の文系学部の縮小の波が押し寄せており、日本語教員養成課程も例外ではありません。つまり、大学の教員養成側の苦悩は深く、胸を張って学生を日本語教育界に送れるのかという課題を抱えているのです。ならばいわゆる「日本語教員資格」を他業種にもアピールできないかを考えることが必要ではないでしょうか。
 そこで、本研究大会では、日本語教育界の実態調査をしている研究者、日本語教育機関及び日本語教師人材紹介の企業関係者、元日本語教師で転職者、日本語教員養成課程の学生の皆さんをお招きし、日本語教師の待遇・採用の実態解明及び日本語教員養成課程における新たな就活とキャリア形成を考えていきます。

開催日・会場:2018年10月13日(土)13時~16時5分 清泉女子大学 1号館 131教室
参加費:会員1,000円、非会員1,500円

司会:酒井順一郎(九州産業大学)
開会の挨拶:山本(大養協代表理事・創価大学)
報告者
「日本語教育機関に於ける待遇実態調査の報告」西川寛之(明海大学)
「新卒採用の基準‐教員から事務職まで‐」遠藤由美子(アークアカデミー日本語学校校長)
「離職率を下げるための日本語教育機関の選び方と教師志望者の在り方」関行太郎(株式会社トレデキム社長 日本語教育人材紹介サービス)
「なぜ日本語教師から転職したのか」小松原祥一(元日本語教師、現在、行政書士)   パネルディスカッション・全体討論
パネラー:上述の報告者、日本語教員養成課程の学生

お問い合わせ先
大養協事務局:daiyojimu@gmail.com
大養協HP:https://daiyokyo.com