■第2回「宇宙を用いたグローバルな海洋監視」に関するシンポジウム(10月4日)

 海洋立国である我が国にとって海洋での活動は不可欠であり、世界が連携して海上安全を確保することが重要である。これまで地上からのレーダや航空機等を用いて船舶の安全確保や位置把握等を行ってきたが、人工衛星は広域を把握できるため、宇宙を利用したグローバルな船舶の把握が急速に注目を集めている。また、自動運航船舶など海洋側からもイノベーションが進んでいる。平成30年5月には第3期海洋基本計画が策定され、「海洋と宇宙の連携強化」及び「海洋状況把握(MDA)の能力強化」が明記されるなど、海洋と宇宙の連携はますます重要性を増している。
シンポジウム概要  本シンポジウムでは、アジアの海洋国家において、海洋で漁業等の監視オペレーションを行っている組織から講演者を招聘し、実際のオペレーションの観点から将来の宇宙技術適用への期待について講演いただく。また、我が国の先進技術動向に関する講演に加えて、米国の宇宙技術を用いた海洋監視技術を有する組織からも講演者を招聘し、米国から見たアジア太平洋地域における海洋宇宙協力への期待についても講演いただく。ユーザとなりえるアジア太平洋地域の漁業等監視オペレーション組織と日米の宇宙海洋技術プロバイダとの議論を通じて、将来オペレーションに適用可能な効率的・効果的な海洋宇宙協力の未来についての展望を示す。
主催・協力 主催:(公財)笹川平和財団海洋政策研究所、(一財)日本宇宙フォーラム宇宙政策調査研究センター
協力:Secure World Foundation
開催場所 東京都港区虎ノ門1-15-16 笹川平和財団ビル 11階国際会議場(定員300名)
(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅下車 出口4 徒歩1分)
開催日 2019年10月4日(金)13時~17時30分頃
プログラム
13:00-13:10 オープニング挨拶:角南 篤(公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所長)
13:10-13:20 オープニング挨拶:坂田 東一(一般財団法人日本宇宙フォーラム理事長)
13:20-13:35 招待講演(調整中)
13:35-15:15
講演:内藤 一郎 (宇宙航空研究開発機構(JAXA) 第一宇宙技術部門 衛星利用運用センター長)
「宇宙技術を用いた海洋観測(仮)」
講演:調整中(株式会社Synspective)
「衛星SARデータを用いた海洋観測(仮)」
講演:福代 孝良(東京大学 特任准教授/株式会社スペースエッジラボ 代表取締役社長)
「衛星Store & Forward技術等を用いた海洋観測(仮)」
講演:水成 剛(公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所 研究員)
「次世代AIS技術の活用に向けて」
講演:大関 芳沖(国立研究開発法人 水産研究・教育機構 顧問)
「IUU漁業対策における衛星の利用~研究機関の取り組み~」
<休 憩>
15:15-17:25
講演:I Nyoman Radiarta(Head, Institute for Marine Research and Observation (IMRO)、インドネシア)
「アジアの海洋オペレーション組織から見た宇宙技術活用(仮)」
講演:Jelyn A. Ramos(Bureau of Fisheries and Aquatic Resources (BFAR), Department of Agriculture、フィリピン)
「アジアの海洋オペレーション組織から見た宇宙技術活用(仮)」
講演:調整中(マレーシア)
講演:James Movick(Pacific Fusion Centre)
「太平洋諸島における海洋協力(仮)」
講演:調整中(Secure World Foundation (SWF)、米国)
「宇宙技術を用いたグローバルな海洋協力(仮))」
講演:調整中:National Maritime Intelligence-Integration Office (NMIO)、米国)
「米国から見た宇宙技術を用いたグローバルな海洋協力(仮)」
17:25-17:30
閉 会 ※終了後、会費制の懇親会を予定。
申込方法 お申込はこちら
その他備考 参加費無料、日英同時通訳付
終了後、懇親会を予定しております。参加費用(予定):お一人様1,000円

https://www.spf.org/opri/event/20191004.html