■『海の歴史』ジャック・アタリ

「海には、富と未来のすべてが凝縮されている。海を破壊し始めた人類は、海によって滅ぼされるだろう。われわれは海を熟考しなければならない。だが、海が真剣に顧みられることはほとんどない。(中略)人類史上の重要な出来事の舞台は常に海なのである」
歴史、政治、文学、経済、文化、産業、軍事、テクノロジーなど、海は、人類に欠かせないあらゆるものを生み出してきたとアタリ氏はいいます。
海を知ることは、壮大な人類史を知ることでもあるのです。

イントロダクション
第一章 宇宙、水、生命(一三〇億年前〜七億年前)
第二章 水と大陸:海綿動物から人類へ(七億年前から八万五〇〇〇年前まで)
第三章 人類は海へと旅立つ(六万年前から紀元前一年)
第四章 櫂と帆で海を制覇(一世紀から一八世紀まで)
第五章 石炭と石油をめぐる海の支配(一八〇〇年から一九四五年)
第六章 コンテナによる船舶のグローバリゼーション(一九四五年から二〇一七年)
第七章 今日の漁業
第八章 自由というイデオロギーの源泉としての海
第九章 近い将来:海の経済
第十章 将来:海の地政学
第十一章 未来:海は死ぬのか?
第十二章 海を救え

  • 出版社: プレジデント社
  • 著者: ジャック・アタリ
  • 価格: 2300円+税
  • ISBN-13: 978-4833422970
  • 発売日: 2018/9/27