■『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』矢部宏治著(講談社現代新書)

第二次大戦のあと、日本と同じくアメリカとの軍事同盟のもとで主権を失っていたドイツやイタリア、台湾、フィリピン、タイ、パキスタン、多くの中南米諸国、そしていま、ついに韓国までもがそのくびきから脱し、正常な主権国家への道を歩み始めているにもかかわらず、日本の「戦後」だけがいつまでも続く理由とは? 10万部を突破したベストセラー『知ってはいけない』の著者が、「戦後日本の“最後の謎”に挑む!」

日本の防衛に関する日米安保,自衛隊,在日米軍に関わる詳細な記述である。「あとがき」に次の記述がある。
「戦後日本」というきわめて特殊な国家においては,
「日米安保には指一本触れるな」という右派のテーゼと
「憲法9条には指一本触れるな」という左派のテーゼが
一見激しく対立するように見えながら,そのウラでは「軍事主権の放棄」という一点で,互いに補完しあい,支えあっていた。

  • 講談社現代新書2499
  • 出版社: 講談社 (2018/11/14)
  • 販売: 株式会社 講談社
  • 価格: 880円+税
  • ISBN:9784065139493

 

  • Kindle版
  • ASIN: B07K6K7SFF
  • 価格: 864円
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