■『経済で読み解く日本史』上念司(飛鳥新社)

学校教科書が決して触れない「経済の掟」を日本史に当てはめたら、歴史上の出来事のあいだに衝撃の因果関係が次々と見えてきた!
お金の流れが物語る、面白くて新しい、私たちの通史。
第1巻<室町・戦国時代> 織田信長はなぜ寺社勢力と対決し、日本を戦国時代から救いだすことができたのか。貨幣量の変化と画期的な政治経済政策に見る、中世を終わらせた意義。
第2巻<安土・桃山時代> 日本の銀輸出による経済のグローバル化と進み過ぎた貨幣経済の混乱。秀吉の短期間での天下統一を促し、対外政策をも誤らせた真相に迫る。
第3巻<江戸時代> 世界最強の資本主義経済を作りながら、石高制によって限界を迎えた徳川幕府。民需主導の経済発展が幕藩体制を崩壊へ導いた。
第4巻<明治時代> 秩禄処分への不平士族の「お金の恨み」が日本を対外戦争に駆り立て、新聞に煽られた世論はやがて英米と離反・対決する道を選んでしまう。
第5巻<大正・昭和時代> 日本人を戦時統制と大東亜戦争へ導いた金本位制とデフレ経済の罠。本当は避けられた昭和恐慌と日米激突、そして戦後復興の本当の教訓とは。

  • 出版社: 飛鳥新社
  • 価格: 3564円
  • ISBN-13: 978-4864106955
  • 発売日: 2019/5/24
  • 梱包サイズ: 15.2 x 10.8 x 7 cm
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