幕末,西洋文明に関心を持ち成長した榎本武揚は,オランダに留学しさまざまな技術のみならず国際法まで学んで帰国する。
戊辰戦争において薩長中心の新政府に対峙して,蝦夷地開拓を志し新たな近代国家像を描くにいたる。
クライマックスは函館五稜郭の落城。日本国の将来のために貴重な洋書を勝者に託す行動には感動する。
- 著者:佐々木譲
- 出版社: 中央公論新社 (2015/11/21)
- (上)ISBN-13: 978-4120047961
- (中)ISBN-13: 978-4120047978
- (下)ISBN-13: 978-4120047985
- 価格:各2300円+税
- 発売日: 2015/11/21
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