■『ろう者と聴者の懸け橋にーー「手話通訳士」兼「日本語教師」の挑戦』鈴木隆子著(大月書店)

日本で唯一の手話&日本語講座の教室から
言語学習の体系的メソッドによって聴者には手話を教え,ろう者には手話で日本語文法を指導する。その教授法を公開。
ろう者への差別や偏見,手話の世界の問題点にも言及。ろう者と聴者が互いを尊重しあえる社会をつくるために。

[目次]
プロローグ 手話でおこなう日本語講座――聴覚障がい者のサリバン先生として
第1章 ろう者にとって日本語とは――大学入学までの長い道
第2章 日本語が苦手な聴覚障がい者が多いわけ
第3章 知っておきたい「日本語対応手話」と「日本手話」の違い
コラム 日本手話独特の「オーバー」
第4章 「聞こえない」ことの違い――「ろう者」「中途失聴者」「難聴者」「人工内耳装用者」それぞれに異なる大変さ
コラム ドラマや歌の手話
第5章 手話講習会が受講生を苦しめるなんて――「手話の世界」で涙した多くの人たち
第6章 「日本語教師」と「手話通訳士」、二つの資格をもっている理由
コラム 字幕と手話通訳――政見放送の経験から
第7章 手話と日本語の指導に不可欠な言語知識――テンダーメソッドへ
エピローグ 正しい言語知識を広めるために

著者 鈴木隆子(すずきたかこ)
テンダー手話&日本語教室代表。
手話通訳士。日本語教育能力検定試験に合格した日本語教師。
日本で唯一の 「聴覚障がい者のための手話でおこなう日本語講座」を開講。
著作に『サポート手話』(共著、UDジャパン)。

  • 出版社 ‏ : ‎ 大月書店 (2022/2/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/2/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 192ページ
  • 定価: 1800円+税
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4272360973
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4272360970
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 1.2 x 19 cm